ワイン初心者のワイン初心者によるワイン初心者の為の復習記事です。
全10回の授業も半分が過ぎ、
『えっ!?あと4回で終わっちゃうの?』
とまさに光陰矢の如しという言葉の意味を体感しております。
授業に参加するたびに知識が増えて嬉しい気持ちと、
この楽しい時間がずっと続けばいいのにという気持ちがせめぎ合っています。
しかし、有限だからこそ尊いと思える。
という事で今日も元気に授業を受けていきたいと思います。
6回目の授業のテーマ
今回のテーマは家庭で楽しめるカジュアルなフランスワイン!!
という事で、
- ロワール渓谷地方
- アルザス地方
- ローヌ地方
この3つの地方を勉強しました。
今回は①ロワール渓谷地方について復習がてらまとめていきたいと思います。
ロワール渓谷地方
地域の特色は?
- フランス最長の川『ロワール川』の流域にある
- 下流(海側)と上流(山側)で気候が変わる
- バラエティ豊か(白・ロゼ・赤・甘口・泡)
- ロワール=“フランスの庭”とも呼ばれる自然の美しい土地
このロワール地方をざっくり4つに分けて見ていきましょう。
①ペイ・ナンテ地区
一番海側の地区。
この地区での有名な品種は『ミュスカデ』という白ブドウ品種。
フレッシュ感と酸味が特徴の品種になり、海の近くの土壌というのもあり『魚介系』とよく合う。
中でも『牡蠣』との相性が抜群!!
あと“シュールリー”という澱と一緒に醸造される手法が使われることが多いです。
そうすると澱のアミノ酸などのうまみ成分がワインに溶け出して、酵母由来の風味が加わります。
ミュスカデという品種はもともと『ムロン・ド・ブルゴーニュ』と呼ばれており、ブルゴーニュ生まれ。
なのでブルゴーニュの有名白ワインの『シャブリ』と似た部分があるらしい。
値段はこちらの方がリーズナブル。
②アンジュー・ソミュール地区
この地区では、白ブドウ『シュナンブラン』・黒ブドウ『グロロー』『カベルネフラン』が主力品種となります。
特に有名なのがAOCロゼダンジュとAOCサヴニエール・クレ・ド・セラン。
AOCロゼダンジュ
こちらは地元品種の『グロロー』を使ったやや甘口のロゼワイン。
比較的安価でかつ高品質、かつ飲みやすいので女性にも大人気!!
ちなみにフランス3大ロゼワインの一角がこのロゼダンジュです。
『フランス3大ロゼワイン』
- ロゼダンジュ(ロワール地方)
- プロヴァンスロゼ(プロヴァンス地方)
- タヴェル(ローヌ地方)
AOCサヴニエール・クレ・ド・セラン
フランスで初めてビオディナミ(農薬などの化学肥料を使わずに、自然本来の姿で行われる農法)をワインに造りに取り入れて成功した『ニコラ・ジョリー』
あのマダム・ルロワもお手本にするような自然派ワインの第一人者。
彼のワインが素晴らしすぎたので、単独のAOCを名乗る事を許される。
フランスの5大白ワインにも名を連ねています。
『フランス5大白ワイン』
- モンラッシェ(ブルゴーニュ)
- シャトー・ディケム(ボルドー)
- シャトー・グリエ(ローヌ)
- シャトー・シャロン(ジュラ)
- クロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン(ロワール)
『シュナン・ブラン』で造られたこの白ワインは誰しも衝撃を受けるそうです。
いつか飲んでみたいなぁ。
ちなみに彼の畑の位置はコチラ!!
google mapで調べたところいきなりお馬さんの写真が出て来て癒されました♪
③トゥレーヌ地区
トゥレーヌ地区も白・赤・ロゼ・泡と幅広いワインが造られている地区なのですが、
その中でも代表的なワインを2つご紹介します。
- ヴーヴレ…『シュナン・ブラン』から造られる白ワイン
- シノン…『カベルネ・フラン』から造られる赤ワイン
トゥレーヌ地区の中でもヴーヴレの白ワインは有名で『シュナン・ブラン』100%で造られます。
シノンで盛んに栽培されている『カベルネ・フラン』、こちらはボルドーだとカベルネソーヴィニヨンや、メルローにフォロー役としてブレンドされる事が多いのですが、この地方だとメインを張ります。
ちなみに、『カベルネ・フラン』で有名な造り手だと、
ボルドーのサンテミリオン地区『シャトー・シュヴァル・ブラン』が挙げられます。
メルローよりもカベルネフランを多く使う異例なスタイルから繰り出されるワインは『ボルドーで最も深遠なワイン』と評されることもあるそうです。
④サントル・ニヴェルネ地区
こちらはロワール川の上流に位置する地区で、大分内陸に入ってきました。
位置的にブルゴーニュに近づいてきたのもあり、主要品種が白ブドウ『ソーヴィニヨンブラン』・黒ブドウが『ピノノワール』とガラリと変わります。
サントル・ニヴェルネ地区でおさえておきたい場所がコチラ!!
『サントル・ニヴェルネ2大銘醸地』
- サンセール(白・赤)
- プイィ・フュメ(白)
サンセールは赤もありますが、基本的にはどちらも『ソーヴィニヨン・ブラン』から造られる白ワインが有名です。
ロワーヌ川左岸が『サンセール』、右岸が『プイィ・フュメ』です。
お互い近い距離にあるので、味わいに多くの共通点が見られますが、
サンセールはシャープな酸味があるので白身魚と、プイィ・フュメはスモーキーな味わいがあるのでスモークサーモンとの相性が良いようです。
少しのニュアンスの違いで、合わせる料理ががらりと変わるのでマリアージュの世界は奥が深いですね。
終わりに
いかがだったでしょうか?
ワイン初心者の私は未だに、今回復習したロワール地方とこれから復習するローヌ地方が頭の中でごちゃごちゃになります。
私的に両者とても名前が似ているからです。
ただ、今回復習したことでだいぶ頭の中が整理されてきました。
この地方はフランスの中でどの位置にあるのか?
というのが少しづつ理解できてきたのが大きいと思います。
そしてどんどん飲みたいワインが増えていく!!
次回はアルザスとローヌ地方の復習を書いていきますので、
そちらも私のような初心者の方向けに、試行錯誤して書いていきますので応援よろしくお願いします!!
今回も読んで頂いてありがとうございました!!
青柳 伊織 Iori Aoyagi
『マダムM』との出会いから、モテたい一心でワインを勉強し始めるも、本格的に沼に落ちる。今ワインに言える事は『大好きです。今度は嘘じゃないっす。』ワイン友達を増やして、その仲間と『ロマネ・コンティ』をワイワイ開けるのが夢。ワイン初心者の私がぶつかった疑問や、経験の記事を書いています。
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