今回もお読みいただきありがとうございます!!
ワイン初心者の初心者による初心者の為の復習記事です。
大分初期の記事との文章のテイストがガラリと変わり自分自身驚いています。
今までは主に『フランス』のワインについて勉強してきましたが、
7回目以降の授業では『フランス以外の国』のワインについて勉強しました。
まずは『旧世界』というカテゴリーに入る国の復習からいきたいと思います。
旧世界のワイン
そもそも旧世界とは?という疑問は私だけでは無いはず。
そして旧世界があるということは、新世界もあります。
その新旧の境目は『大航海時代』となっております。
・旧世界とは…大航海時代の前からワインを造ってきた国。伝統国とも呼ばれる。
旧世界の例)フランス・イタリア・ギリシャ・ジョージア…etc
・新世界とは…大航海以降にワイン造りを始めた国を指す言葉。
新世界の例)アメリカ・オーストラリア・チリ・南アフリカ…etc
今回の授業では、旧世界の国々から
- ジョージア
- ギリシャ
- イタリア
の3か国の勉強をしたので、順番にまとめていきます。
今回は①ジョージアと②ギリシャの授業の復習内容を書いていきます。
ジョージア
ジョージアはなんといっても『ワイン発祥の地』と言われています。
起源はなんとBC6000年ということで、約8000年前からワインが造られています。
ジョージアの特徴
- クヴェヴリと呼ばれる素焼きの壺で醸造する伝統的な製法
- ワイン生産量の94%が土着品種
- 免許で管理されていないので、誰でもワインの醸造・生産が出来る
ジョージアの主要品種
白ブドウ
・ルカツィテリ…酸がゆたかで、暑い環境下でも酸を保持できる。
黒ブドウ
・サペラヴィ…色やタンニンが豊富。暖かい環境下だとスパイシーなワインになる。
ジョージアの有名な産地
ジョージアには2つの有名な産地があり、ほぼその2つの地域でワインが造られています。
- カルトリ・ヘカティ地方
- イメレティ地方
クヴェヴリ製法
ジョージアといえば有名なのが『クヴェヴリ製法』
こちらはwikipediaより引用させて頂いたクヴェヴリの画像です。
Levan Totosashvili – https://www.flickr.com/photos/conversum/4066312418/, CC 表示-継承 2.0, リンクによる
こちらのクヴェヴリを使って造る『アンバーワイン』が“原点回帰”という事で注目されているようです。
白ブドウを果皮や種、それと茎も一緒にクヴェヴリに入れます。
それを地中に入れ温度を低温に保つことで醸造・熟成させます。
そうすると琥珀色(アンバー)のワインが完成!!
オレンジワインの元祖とも言われます。
※オレンジワインとは?…白ブドウで赤ワインのように造ったワイン。
白ワイン → 搾った果汁のみ発酵
オレンジワイン→白ブドウの果皮や種も一緒に発酵
アンバーワインも分類的にはオレンジワインに入りますが、色が濃いのでアンバーワインと言われています。
ギリシャ
ギリシャも非常に古くからワイン造りが盛んだったとされています。
その起源はBC4000年ともいわれ、約6000年前からワインを造っていたようです。
ギリシャの特徴
- 土着品種の宝庫でその数200以上にも及ぶ
- 白62%・赤38%位の割合で生産
- 小規模な栽培農家の方が多い
- レッツィーナという松脂で香りづけしたワインがある
ギリシャの主要品種と産地
白ブドウ
- サヴァティアーノ…白のNo.1!!中央ギリシャでよく栽培されている品種。伝統的なレッツィーナというワインに使われる品種でもある。
- アシルティコ…サントリーニ島のワインが有名。海を感じるワインが出来上がる。強い海風からブドウを守るために、この島独自のクルーラー仕立てというブドウの仕立て方が採られている。
黒ブドウ
- アギオルギティコ…赤のNo.1!!ペロポネソス半島(メネア)で栽培されている。
- クシノマヴロ…ギリシャ北部(ナウサ)で栽培されている。高貴な香りがするワインになる。
ギリシャの伝統的なワイン『レッツィーナ』
『レッツィーナ』とは松ヤニで香りを付けた伝統的なギリシャワイン。
その香りは独特で好きな人は好き!!苦手な人は苦手!!とだいぶ好みがわかれるらしい。
使われるブドウはサバティアーノという白ブドウ。
そもそもなぜ松ヤニで香りをつけようと思ったのだろう?と調べてみたところ
どうやら偶然の産物だったようです。
昔は瓶の様な保存容器がなかったので、ワインはアンフォラと呼ばれる甕(かめ)に入れられていました。
※アンフォラの参考画像
User on – This photograph was taken by Tim Rogers at Bodrum Castle, Turkey on 7 September 2004. He agrees to licence it under the terms of the GNU Free Documentation License., CC 表示-継承 3.0, リンクによる
そのままだとすぐダメになってしまうので、アンフォラに蓋をします。
その際に、蓋との隙間を埋めるための接着剤の代わりに松ヤニが使われた結果、
その香りがワインに移ったのが始まりだと言われています。
二度と飲まないか、ドはまりするという『レッツィーナ』
歴史的な背景にも想いを馳せながら、自分はどっちに転ぶのか試してみたいワインです。
終わりに
今回は共に長いワインの歴史の中でも最古を誇るジョージアとギリシャの授業のまとめでした。
普段聞かないような品種や、伝統的なワインがあったりととても特徴的で勉強していて楽しかったです。
先生もおっしゃってましたが『レッツィーナは本当に好みが分かれる』とのことで
どんな味わいなのか?と興味が湧きました。
次回は『イタリア』についての授業のまとめを書いていきます。
今回も読んで頂きありがとうございました!!
青柳 伊織 Iori Aoyagi
『マダムM』との出会いから、モテたい一心でワインを勉強し始めるも、本格的に沼に落ちる。今ワインに言える事は『大好きです。今度は嘘じゃないっす。』ワイン友達を増やして、その仲間と『ロマネ・コンティ』をワイワイ開けるのが夢。ワイン初心者の私がぶつかった疑問や、経験の記事を書いています。
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