はじめに
いよいよ全10回の講座も半分の5回目に突入。
毎回通うのが楽しいので、もう半分も経ってしまったのかという少し寂しい気持ちだ。
しかし、毎回ワインの知識が着実に増えているのと、みんでワイワイ飲む時は感傷は不要!!という事で今回も楽しく授業を受けていく。
5回目の授業内容『シャンパーニュ』
今回はスパークリングワインといえば、シャンパーニュ。
私はシャンパーニュという言葉自体、最近知った。
シャンパーニュではなく、シャンパンで覚えていたし、シュワシュワしたワインは全てシャンパンだと思っていた。
しかし実際は、
『厳しい基準をクリアした、シャンパーニュ地方で造られたスパークリングワイン』
のみ、シャンパーニュと名乗れるのである。
という事は今日はシャンパーニュをもりもり飲めるという事か。(テイスティングだよ)
早くもテンションが上がるのと同時に異変に気付く。
姫先生の気合の入りようがいつもと違う。
そういえば自己紹介の時に、『ワインの中でもシャンパーニュが好きで、シャンパーニュに力を入れた別の授業も受け持っています。』
とおっしゃっていた。
姫先生の気合に引きずられるように、いつも以上に授業に身が入る私であった。
授業の見どころ
- スパークリングワインとは?
- スパークリングワインの製法
- 各国での呼び名
- シャンパーニュとは?
- ドンペリさんの話
スパークリングワインとは?
スパークリングワインとは発泡性ワインの総称とある。
発泡性ワインとはなんだろう?
これはコーラやサイダーを想像して頂けるとわかると思うのだが、泡でシュワシュワしているワインのこと。
一般的にこのガス圧が『3気圧以上』有ることが条件になってくるそうだ。
※国で基準が違ったりします。
スパークリングワインの製法
いくつか種類があるのだが、ここでは2種類説明させて頂く。
1.シャルマ方式
出来たワインを大きなタンクに移し密閉して、その中で大量に二次発酵を起こさせる。
一気に大量に生産できるのが強み。
2.トラディショナル方式
まず出来たワインを瓶に詰める。
そこに糖分と酵母を加えて瓶の中で、二次発酵を起こす方式。
シャンパーニュはこの方式で造られる。
とっても手間がかかるので、値段が高くなりがちである。
各国での呼び名
国が変わるとスパークリングワインの呼び名が変わる。
そこで私の様なワイン初心者は?がひっきりなしに出てくる。
なのである程度こちらにまとめておこう。
一般的なスパークリングワインの各国の呼ばれ方
フランス…ヴァン・ムスー
ドイツ…シャウムヴァイン
イタリア…スプマンテ
スペイン…エスプモーソ
そして上記にあった『トラディショナル方式』で造られたスパークリングワインは、同じスパークリングワインでも呼ばれ方に違いが設けられている。
トラディショナル方式での呼ばれ方
フランス…シャンパーニュ、クレマン
※クレマン…トラディショナル方式で造られたスパークリングワインで、生産地がシャンパーニュ以外だとこう呼ばれる。
ドイツ…ゼクト
イタリア…フランチャコルタ
スペイン…カヴァ
ちなみに私は、この中だとスペインの『カヴァ』がイチオシだ。
造られ方はシャンパーニュと同じなのに、ブランド力が弱めというだけでお手頃価格で飲めてしまうので重宝している。
知識があるとお得にワインを選ぶ事が出来るので、つくづくスクールに通って良かったと思う。
シャンパーニュとは?
まずシャンパーニュと名乗る為の条件を見ていこう。
- シャンパーニュ地方で、AOC法の厳格な基準をクリアしている
- 決められた品種で造られていること
- トラディショナル方式(シャンパーニュ方式)で造られていること
『生産地』『品種』『製法』などの基準をクリアした暁に、晴れてシャンパーニュと名乗れるのである。
そしてこれだけの厳しいこだわりと、世界一のブランド力が合わさりお値段も張る。
しかし、各生産者がその名に誇りを持ち、値段以上の価値があるのも事実。
ちょっと特別な日に奮発して飲むと、間違いなくいろんな面で満たしてくれるワインだ。
ドンペリさんの話し
ドンペリ。
こう聞くとどのようなイメージをお持ちだろうか?
私は夜のホストクラブで『ドンペリ一本いただきましたぁ~~~~♪』みたいなイメージである。
私は授業でこのドンペリというのは、『ドン・ピエール・ペリニヨンさん』というシャンパーニュの発展に多大な貢献をした『人物』であることを聞いた時に衝撃を受けたものだ。
せっかくなのでドンペリさんのエピソードを少しだけ。
ドン・ペリニヨンさんは『アッサンブラージュ』という手法を編み出した。
日本語にすると『調合』というような意味になる。
これは異なったエリアや収穫年の違うワインを組み合わせて、シャンパーニュを造るという画期的手法。
つまり、いろんな出来栄えのブドウから造ったワインを残しておいて、それらを混ぜ合わせて品質の維持を図った。
この手法の誕生の背景には、シャンパーニュ地方はフランス北側の寒い地域ゆえに、年によってブドウがあまり熟さなかったり、酸が強すぎたりとバラバラだったことが挙げられる。
ドン・ペリニヨンさんの努力のお陰で、シャンパーニュの安定した生産が可能になったという訳である。
なのでシャンパーニュのラベル(エチケット)部分を見てもらうと、〇〇年という表記が無かったりする。
これはアッサンブラージュによって、そのブランドらしい味わいに調整しましたよという意味。
しかし、全部このようにして造られる訳ではない。
天候に恵まれいいブドウが出来た年には、その年のブドウだけで造る特別なスパークリングワインもある。
混ぜ合わせたものをNV(ノンヴィンテージ)・その年だけの特別なものをヴィンテージと呼んだりする。
ヴィンテージのシャンパーニュなんていったら値段が跳ね上がるので、飲めたらラッキーである♪
最後に
今回の授業はシャンパーニュをはじめとした、スパークリングワインについて勉強をした。
授業の内容はもっと深く、楽しい内容が盛りだくさん!!
姫先生の魂がこもった授業であった。
スパークリングワインを造る過程において、どのように発酵させていくか?という部分は聞いていて面白かった。
個人的には『各国のスパークリングワインの呼ばれ方』の部分を覚えておくと、ワインを選ぶときにとても役に立つのでオススメだ。
呼ばれ方で、どの国のものかと、どのような製造方法なのかを一瞬で理解してしまった瞬間。
ちょっとした悦に浸れるので是非体感して頂きたい。
今回はここまで!
今回も読んでくれてありがとう。