ワイン検定についてわかりやすく解説!!

ワイン
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みなさんこんにちは!!

今回はワインの資格のひとつであるワイン検定についてです。

ソムリエやワインエキスパートはワイン好きの間ではメジャーな資格だと思います。

ですが、こちらのワイン検定は出来たのが比較的新しく、知名度もそこまでな印象です。

いったいどんな資格なの?

どんなメリットがあるの?

難易度は?…等

実際に受験してきた経験も含めて、まとめていこうと思います。

ワイン検定とは?

正式名称は『J.S.A.ワイン検定

ソムリエやワインエキスパートの資格試験も担当している、一般社団法人日本ソムリエ協会が主催する検定試験です。

出来たのは、2012年

ワイン入門的な位置付けの資格で、 20歳以上であれば誰でも受験できます

難易度的にはソムリエやワインエキスパートの前準備みたいなイメージです。

一応目安を載せるならば、

ソムリエ・ワインエキスパート試験範囲を100%とするなら、

ブロンズクラスは、10%

シルバークラスは、30%くらいとお考え下さい。

検定の種類

現在2種類のレベルが用意されています。

ブロンズクラス

入門編としてご家庭でワインを楽しく飲んでいただける知識を習得します。
ブロンズクラスには認定カードとワイングラスの形の認定バッジが授与されます。

ワイン検定について https://www.winekentei.com/about/

シルバークラス

ブロンズクラス認定者を対象に、レストランやワインショップでソムリエに相談したりアドバイスをもらいながら、好みのワインを選んでいくための知識を習得します。
シルバークラス合格者には認定カードと認定バッジが授与されます。

ワイン検定について https://www.winekentei.com/about/

まず、最初の入口であるブロンズクラスがあり、その次のレベルにシルバークラスがあります。

検定内容と費用

ブロンズクラスもシルバークラスも、講義とテストがセットになっています。

2023年度の場合、

ブロンズクラスは3月と8月の年2回

シルバークラスは11月の年1回開催されました。

申し込みは大体開催日の2か月前くらいから公式HPで始まります。

ブロンズクラスの例

費用

11,000円(テキスト含む)

9,020円(テキストを既にお持ちの方)

検定内容

14:20~15:50 講習会(90分)
15:50~16:00 休憩
16:00~16:40 検定試験(テキスト記載事項より出題)

シルバークラスの例

費用

15,000円(テキスト含む)

11,700円(テキストを既にお持ちの方)

検定内容

14:10~16:10 講習会(120分)
16:10~16:20 休憩
16:20~17:00 検定試験(テキスト記載事項より出題)

検定の流れはブロンズもシルバーも同じで、

先生の講義を受けたあと、そのままテストを受けて、後日結果の連絡が来るという流れです。

合否発表は、早いと翌日、遅くても1週間以内には受講した講師の方から連絡がきます。

合格した方はしばらくするとソムリエ協会から、合格した証であるバッジとカードが届きます。

申し込み方法

大体、開講予定日の2か月前くらいを目安にワイン検定公式HPにて受付が始まります。

受講日は2023年の場合、各クラス3日間ありました。

自分の都合の良い曜日を選びましょう。

例)2023年ブロンズクラス
3月12日(土)・13日(日)・15日(水)
8月31日(木)・9月2日(土)・3日(日)

例2023年シルバークラス
11月4日(土)・5日(日)・6日(月)

そうすると、会場と講師の一覧が出てきます。

講師の方によっては、土日は開講してるけど月曜日はやっていないとか、日曜日のみの開講だったりと様々です。

あと、元々有名スクールで教鞭をふるっていましたという方や、現役の先生、講師ではないけどその道に精通している方など、様々な経歴をお持ちの方が講師を担当されています。

中には終わったら別料金ですがワイン会します!!という講師の方がいたりもするので、お好みの先生を見つけましょう。

難易度

気になるのはやはりココ!!

取得の難易度についてです。

ブロンズクラス・シルバークラス共に受講した経験から、どれくらいの勉強が必要かな?というのを独自基準で載せております。

ちなみに、ワインエキスパートとブロンズ、シルバーはほぼ同時受験でした。

ブロンズクラス

難易度:簡単!!

その日の講義をまじめに受けて、そのままテストに挑めば取得できるようなレベルです。

ワインの基本的な知識を知ろう!!というのがメインなので、

ワインの簡単な歴史、どうやってワインが出来るのか?基本的なワインの品種。

というのが問われます。

特に、ブドウ品種にフォーカスが当たっていたように思います。

甲州といえば、日本!!とか、フランスのブルゴーニュの代表する黒ブドウと言えば、ピノノワール!!みたいな感じです。

テキストは軽く読んでおいて、その日の講義に集中すればほぼいけると思われます。

※講師の方の『このあたりよく覚えておいてください』はよく聞いておきましょう。

試験は50問くらいで、三択形式だったと思います(うろ覚え

シルバークラス

難易度:やや難しい

その日の講義を聞いただけでは、合格は厳しいです。

独学は必須のレベルとなります。

ブロンズがワインについての基礎を問われる試験だとすると、

シルバークラスは各国のワインの特徴を問われる試験です。

範囲が一気に増えますし、普通にワインを飲んでいるだけではわからない、各国のワイン法なんかも出題されます。

受講を申し込むと届くテキストを、出来れば2~3週は読んでおきたい。

試験問題は75問くらいでこちらも三択形式でした(うろ覚え

シルバークラスで出題される問題は、いやらしいひっかけ問題のようなものは少なく

三択なので消去法でも解答に辿り着けるかなという印象。

ただ、ブロンズクラスに比べるとかなりソムリエ、ワインエキスパートに出そうな内容になっております。

ブロンズクラスの感覚で受講すると痛い目見ます。

実際私は、ワインエキスパートの受験と並行して、ブロンズ、シルバーを受講したのですが、

覚え漏れていた部分があったので、とても勉強になりました。

ただ、これだけは是非皆様にお伝えしたい!!

このシルバークラスのテキスト

見やすさ内容のまとまりめちゃくちゃいいです!!

あまりのテキストの完成度に涙が出ました。

勉強というか読み物としても楽しめる内容。

地図もついてるし、料理の実際の写真なんかも載ってるし、読み応え充分!!

教本もこんな感じでつくって欲しかった…(ページ数5倍くらいになっちゃうなぁ…)

いきなり、ソムリエやエキスパート受けちゃうのも手ですが、ゆっくり勉強していきたいという方は

ブロンズ→シルバーの流れはオススメですよ!

特に!!

シルバークラスのテキストは、ソムリエ・エキスパート試験に挑む前の準備運動には持ってこい!!

なんとなくワイン好きだしソムリエ・エキスパートとってみようという方がいきなり教本を見ると

あまりの分厚さにショックを起こす可能性があるので、

まずはシルバーのテキストくらいから入りましょう。

オマケ:ブロンズクラスのテキストとソムリエ・ワインエキスパートの教本の比較

上から見た図

上からみた図

絶望の横アングル

いやぁぁぁぁっぁぁぁ

取得するメリット

取得のメリットは大きく3つ

ソムリエ・エキスパート試験の腕慣らし

上記画像を見て頂けた方ならわかるかもしれませんが、

何も知らない方がいきなり教本を見ると、

心にとんでもないトラウマが残ってしまう可能性があります

いきなり、フルマラソン走れと言われても辛いですよね。

なので、まずは自分の出来る範囲からちょっとづつ増やしていく。

こういった勉強の仕方もいいと思います。

特にシルバークラスでは、ソムリエ・エキスパート試験の基礎となる部分をしっかり

わかりやすいテキストでまとめてくれているのでオススメです。

知識もつくし講義の余談も面白い

ワインって独学だとほんと大変なんですね。

書いてある内容がイマイチ頭に入ってこない…

そんな時頼りになるのがやはり講師の存在。

そんなわかりづらい用語達をシンプルに解説してもらったり

凄い方だと、実際にその地に行った時の生の体験談なども聞けたりします!!

他にも

最初に買うオススメのワイングラス

オススメソムリエナイフ

飲食店の方向け、お店にあると効率化できるツール…など

授業とは関係ないけど、その講師の方からしか聞けないお得な情報などが手に入るのも面白いですよ!

認定証とバッチが手に入る

合格した暁には、その証明である認定証とバッジが手に入ります。

友人に見せたところ

『結構かわいいね!』

と好評でした!

おわりに

いかがだったでしょうか?

あと余談ですが、このワイン検定の講師は皆さん

ワインエキスパート』の資格を持っている方々です。

一応ソムリエとワインエキスパートの大雑把な違いですが、

飲食関係者→ソムリエ

それ以外→エキスパート

となっております。

かつ、『ソムリエ』の資格を持っている方では教壇に立てないんですね。

ソムリエ資格を持っている方で、ワイン検定の講師になりたいという方は、

ソムリエとは別にエキスパート試験を受けて取得する必要があります

なかなか厳しい。

ちなみに講師になりたい方は、エキスパートをGETしてから

講師認定セミナー』というのを受けると、晴れて講師デビューが出来ます!!

ソムリエ・ワインエキスパートの入門資格!!

ここを目指すつもりは無いという方でも、講義もついてるので楽しみながらワインについての知識が身に尽きます。

合格すれば、可愛いバッジも貰えちゃうので一石二鳥!!

興味のある方は是非、受講してみてくださいね!!

今回もお読みいただきありがとうございました。

ワイン検定公式HP

応援よろしくお願いします♪

Iori Aoyagi

青柳 伊織 Iori Aoyagi
『マダムM』との出会いから、モテたい一心でワインを勉強し始めるも、本格的に沼に落ちる。今ワインに言える事は『大好きです。今度は嘘じゃないっす。』ワイン友達を増やして、その仲間と『ロマネ・コンティ』をワイワイ開けるのが夢。ワイン初心者の私がぶつかった疑問や、経験の記事を書いています。
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