カラスミバーガーって何ですか？こだわり過ぎた料理とワインのペアリングが楽しめるお店『Vv.lab(ヴィヴィラボ)』

ワインと食事

これは切っても切り離せないものだと思っております。

そして初心者からすると、何と何を合わせればいいのかさっぱりな部分でもあります。

しかしご安心ください。

その為に世の中にはプロがいて、初心者でもおいしい料理とワインのペアリングを楽しめます。

そしてそのペアリングを楽しめちゃうお店が

幕張にある『Vv.lab』さんです。

今回のコース

今回頼んだコースは、『パスタ＋ペアリングコース』

こちらは、税込みサービス料別で11,000円。

コースの内容は、

『ドリンク』

• 食前酒(スパークリングor宇宙ビール)
• 料理に合わせて4～5種

『お料理』

• アミューズ
• スペシャル前菜16種盛り
• パン
• パスタ
• デザート
• お茶

という流れになっております。

あと今回は季節限定のスペシャルな逸品も頂いてきました!!

それでは本日もカウンターで至高のお料理とのペアリングを楽しませて頂きます!!

アミューズ

①あんこうのスパイス揚げ

あんこうのコリコリした食感が楽しい。そして、スパイスとシードルビネガーがスパークリングワインのリンゴっぽさと調和してずっと食べれます。

②だいこんパンケーキ

だいこんのパンケーキというだけでも驚きなのに、白玉、生ハム、はちみつ、チーズがトッピングされております。マスターに言われたとおり、一口で一気に頂きました。すっ、凄い!?噛むたびにパンケーキの甘さ、生ハムのしょっぱさ、チーズの少し癖のあるうま味、そこに合わさってくるハチミツ、と複雑な味わいが長く長く続きます。

①De Bortoli Lorimer Brut

こちらはオーストラリアの生産者さんのスパークリング。シャルドネ80%、ピノノワール20％。シャルドネの果実の甘さがしっかりあって、甘酸っぱくフレッシュな味わいでスイスイ飲めます。

②Alexandre Bain Mademoiselle M17

フランスのロワールの造り手。ソーヴィニヨンブラン100%ですが、飲んだら驚くかも!?デメテール認証を取得しており、自然の力で育てあげ、完熟させたブドウで造られています。ソーヴィニヨンブランとは思えない、蜜やネクターの様な味わい。とろんっとした口当たりが癖になります。その為、『らしくない』という理由でアペラシオンが名乗れなくなりました。それでも自分の信じるワインを造る魂の一本!!かつこちらは娘さんの名前に由来するスペシャルキュベです。

スペシャル前菜

①スペシャル盛り合わせ16種類

季節で内容が変わるそうです。正直メモが間に合いませんでした。一品一品、マスターの丁寧な仕事が凝縮されております。盛り合わせと一緒に3種類のお酒を出して頂きました。本日は伺って初めて日本酒が!!

①あたごのまつ　純米吟醸　ささら

日本酒は詳しくないのですが、(ワインもね!!)どうやら『究極の食中酒』とも呼ばれているらしいです。優しい口当たり、甘いけどスッキリ。正直これ一本で料理全部いけるのでは？と思うくらい、ぶつからず、引き立ててくれる。かといって日本酒自体の主張が全くないわけでもない。気が付けばもりもり『この組み合わせはどうかな？』とお箸がすすんでいた凄い奴です。

②Blanc Canvas Gruner Beltliner

こちらはニュージーランドの造り手です。グリューナー・ヴェルトリーナー100%。桃のような甘い香りが鼻孔に広がる。味わいは桃のような甘い果実にバランスの良い酸と相まってサッパリ。そこに若干の樽のニュアンスが少し厚みをプラスしてくれていて美味しい。

③la Gouzotte

こちらはYann Durieux (ヤン ドゥリュー) さんというドメーヌプリューレロックで栽培を担当していた方が造ったワイン。フランス、ブルゴーニュのオートコートドニュイのピノノワールから造られています。色はラズベリーレッドですが、濁っています。香りのボリュームは大きくフレッシュなベリーの香りの中にも梅やシソの様な香り。おっ!?と思って味わってみると、ダシの様なうま味が口の中で爆発!!こいつは驚きました…造り手のヤンさんは『ブルゴーニュの中でまだ誰も挑戦していない素晴らしいテロワールを秘めた土地を発掘し素晴らしいワインを造りたい』とおっしゃっているロックなお方。世間をあっと言わせるワインをどんどん造って頂きたい。

季節限定の逸品

丁度マスターとお話していたところ、

『カラスミありますよ』

との事だったので頼んでみました。

いつも年末に合わせて仕込んでいるそうです。

だいたい年内に常連さんが食べ尽くしてしまうのですが、今年は出来上がるのが遅れてしまった為、1月の時点でまだ残っていたようです。

これは食べねば!!

なんだこれは？

他のお店がカラスミをお餅で挟んで提供していたことから着想を得たようです。

が、

逆になってますマスター

お餅がカラスミに挟まれちゃってます

かつカラスミ分厚い!!

こちらでお値段2000円。

カラスミってしょっぱいものだと思っていたのですが、

柔らかくてうま味の凝縮感が凄まじい。

やはり普通の作り方ではないようで、生ハムでとった出汁を吸わせて色々やるそうです。(企業秘密)

大きい声では言えませんが、

超有名なお店の方から教えて頂いたそうな

合わせて日本酒を出して頂きました。

エチケットの妖艶さを感じる美女にうっとり。

①笑四季酒造(えみしきしゅぞう)モンスーン 吟吹雪 貴醸酒

滋賀県の生産者です。貴醸酒という言葉は初めて聞いたので調べてみました。ざっくり言いますと日本酒を造る際には水を使います。その水に『お酒』を混ぜて作ったのが貴醸酒とのことです。お酒をお酒で仕込んだお酒(パニック)飲んでみるととってもボリュームのある甘みとうま味。余韻も長いです。しかしながら、ボリュームの割にくどさを感じないのが不思議。これはクセになります。

カラスミバーガーと、人生初の貴醸酒の衝撃は忘れられません。

パスタ

・こちらは三元豚をフォンドボーや白ワインで煮て作ったパスタです。早速食べてみるとあらら？『どれだけ旨味が詰まってるのよ』と思わず心の中で突っ込んでしまいました!!しっかり煮込まれたお肉は柔らかく何回噛んでも味が消えない!!ずっと噛んでられる。パスタも手打ちだそうで、ものすごくモッチモチです。のどをちゅるん!!と通っていきます。一口、二口、三口…止まりません。あぁこれは美味しい。

そこに追い打ちをかけてくるマスター。

・The Maiden 2013

こちらはアメリカ、ナパヴァレーの有名生産者、ハーランエステートのセカンドワインです。品種はカベルネ・ソーヴィニヨン:70％、メルロ:20％、カベルネ・フラン:8％、プティ・ヴェルド:2％となっております。鼻をグラスに近づけただけで凄いボリューム。カシスのような香りが凝縮感を伴って存在感を放っています。そしてエスプレッソの様な濃厚な味わいが口いっぱいに広がります。ロバート・パーカーJｒのコメント通り、まろやかかつリッチで途切れることの無い味わいの継続感。ワイン・アドヴォケイト誌にて95点の評価がついたこんな素晴らしいワインを飲めたことに感謝。

デザート

そして紳士の嗜みのお時間。

今回はガトーショコラ。

マスターが使う材料を1ｇ単位でこだわりにこだわった逸品です。

マスター洋菓子店も開いてしまいそうな勢いですね。

そして締めにグラッパを頂いてコース終了となりました。

ワインショップ

あとVv.labさんはワインショップであるVifさんとも併設になっておりまして、購入して自宅で楽しむことも出来ます。

ストックは約600種、3000本というから驚き!!

そして、超人気ですぐ売り切れてしまう『宇宙ビール』も購入することができます。

ビールとは思えないフルーティーさがくせになり大人気なのも納得。

ほんとネットで探してもなかなか買えないので、ありがたいです。

あと今回はRamonetのパストゥグランも買って帰りました。

白で有名な生産者ですが、友人に誕生日プレゼントで買ってもらったラモネの赤ワインがとっても美味しかったので購入。

かつネットだと平均4600円くらいだったのが

3200円というお値打ち価格!!

ワイン価格高騰の時代にこれは助かります。

意外な掘り出しワインがみつかるかも!?

お店情報

それではお店の詳細情報です。

ネット予約ページ

テーブルチェック
https://www.tablecheck.com/ja/shops/vv/reserve

Vv.labさんホームページ

千葉・幕張 ワイン６００種類３０００本ストック デリとワインショップ併設

全国の生産者と自家菜園から届く、食材を使って旬を提供します。

www.vif-vv.com

こちらもあわせてご確認ください!!

おわりに

今回も貴重な楽しい体験ができました!!

あともしランチの時間に行ける方なら

復活！！ランチ限定ワイン付きショートコース(2時間制)

・アミューズ
・季節の前菜8種盛り合わせ
・パスタ
・パン
・デザート
・食後のお茶
・ソムリエ厳選ワインお好きなだけ

ワインが飲み放題で、4,980円 (税込サ別)という夢のようなコースもあるので

イチオシです!!

ぜひワインラバーの方々や食べるのが好きだという方は

Vv.labさんで悶絶のペアリングを楽しみ下さい!!

ここまでお読みいただきありがとうございました。

青柳　伊織 Iori Aoyagi
『マダムM』との出会いから、モテたい一心でワインを勉強し始めるも、本格的に沼に落ちる。今ワインに言える事は『大好きです。今度は嘘じゃないっす。』ワイン友達を増やして、その仲間と『ロマネ・コンティ』をワイワイ開けるのが夢。ワイン初心者の私がぶつかった疑問や、経験の記事を書いています。
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