寒い季節に体の芯から温まる!!ホットワインの作り方~品種で味が変わるかも検証~

ワイン
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最近寒くなってきましたね。

そんな時には体の芯から温まるホットワインがオススメ。

入れるスパイスによっては、風邪などの予防効果にも期待できます!!

それ以外にも

ワインだとアルコールが強すぎて飲みづらいという方や

開けてから日が経ってしまったワインをどうしようかお困りの方にもオススメです。

今回はそんなホットワインの作り方と、品種で味に違いが出るのか検証してみました。

ホットワインとは?

ワインに様々なスパイスや果物を加えて煮詰めた飲み物です。

フランスだと『ヴァンショー』

英語だと『モルドワイン』

と呼ばれておりホットワインは和製英語になります。

今回作るのにあたって参考にさせて頂いたのはコチラ。

日本を代表するシェフのホットワインならば間違いない!!

という事でまずは食材を準備をしていきましょう。

※アルコールを頑張って飛ばしても完全には飛ばないそうです。
20歳未満の飲酒は法律で禁じられていますのでご注意ください。

ホットワインに必要なもの

こちらは赤ワインを使ったホットワインの材料です。

2~3人前の分量となっております。

材料分量
赤ワイン300ml
ラム酒大さじ1杯
はちみつ大さじ2杯
アニス(八角)1個
クローヴ3粒
シナモンスティック1本
しょうが輪切り3枚
みかん2個
赤ワイン版ホットワインレシピ
材料の紹介その①
材料の紹介その②

ラム酒は無ければ→日本酒でも代用可能。

基本的には自分の好みのものを入れればOK!!

例えばみかんをレモンに変えてみたり、ベリー系のものに変えてみたり、フルーツと相性がいいです。

あと〇〇は苦手…

というものがあれば外してしまってかまいません。

ホットワインの作り方

作り方は本当に簡単!!

  1. フルーツ以外を入れて煮込む
  2. フツフツしてきたらフルーツを入れて3分煮込む
  3. 美味しいホットワインの完成!!
作り方その①
作り方その②

とこれだけで完成してしまいます。

アルコールが苦手という方の場合は、①の時に赤ワインとラム酒だけ入れて沸騰させてしまって下さい。

沸騰してから1分~1分半くらいそのまま煮込んでいると、アルコールがほとんど飛びますので一度火を止めてください。

そしたら上記の材料を全て入れて、約3分間今度は沸騰させないように煮込めば完成です。

品種で味が変わるのか検証

今回は赤ワインを代表する品種である

  1. カベルネ・ソーヴィニヨン
  2. メルロー

でホットワインを作った際に味に変化があるのか検証します。

ちょうどスーパーで小さいサイズのワインが売っていたのでこの2本で飲み比べます。

飲み比べてみた結果はいかに?

まずはそのまま飲むとどんな味なのか?

まずはそのまま飲み比べ

  1. 『カベルネ・ソーヴィニヨン』
    今回飲んだカベルネ・ソーヴィニヨンは酸がしっかりしたタイプでした。ラズベリーの様な果実味が心地よい。渋みもほどほどにあり、シンプルで飲みやすい一本。
  2. 『メルロー』
    1と比べると、味わいがまろやかでより煮詰めたジャムのような果実味が感じられます。渋さはそこまで感じませんでした。こちらも飲みやすい一本。

いざホットワインで飲み比べ

  1. 『カベルネ・ソーヴィニヨン』
    最初はちみつを入れ忘れていたので、酸っぱ香ばしいよくわからない味がして、しょうがの効果でやたら体だけは温まる飲み物になっていましたが、はちみつを投入するとそれらがうまく調和して、ワインがもつ果実味がより甘く豊かに、そこにスパイスの香りが合わさるとより複雑な味わいへ、そこからしょうがの余韻でほんわか体が温まるドリンクに変貌。一緒にいれたミカンの要素も加わり甘酸っぱさと、皮のちょっとした苦みもアクセントになっていて美味しい。ワインの時の渋さはほぼ感じられなくなりました。
  2. 『メルロー』
    ワインが持っていた果実味と煮詰めたジャムのような感じがうまくマッチして、1よりもまろやかなホットワインになりました。もともと渋みは少なかったので、味わいはガラリと変わったというよりは、もともとの味わいにそのまま甘さとスパイスとフルーツの要素が加わったという印象です。

結論

A.正直そこまで1と2の間に変化はなし!!

若干の差はあれど、入れるスパイスやフルーツが直接味に変化をもたらすので使う品種はそこまで気にしなくて良さそうです。

なので、時間が経って風味が落ちてしまったワインを使用するのはとても良いと思います。

飲み比べてみた感じでは、酸味は控えめでメルローのようなまろやかな品種の方がホットワイン向きかなと思いました。

あと作り置きには向かないので、飲む分だけ作るほうが良いです。

番外編:白ワインでもホットワインは作れる

ホットワインというと赤ワインのイメージが強かったのですが、白ワインでも美味しくできます。

今回使用した品種は『ソーヴィニヨン・ブラン

ハーブ系のさわやかな香りと、柑橘系のサッパリした味わいが心地よい一本。

参考動画は赤ワインだったので、今回はエノテカさんのホットワインのページを参考にさせて頂きました。

自宅で簡単にホットワイン!プロが教える美味しいレシピ

ENOTECA onlineより

材料は基本的には共通しています。

私はすっぱい味が好きなのでレモン多めで作ってみました。

ちなみに上記のエノテカさんのページでは、ロゼワインで作るレシピも載っていますので、気になる方はぜひご覧になってください。

白ワイン版レシピ

材料分量
白ワイン300ml
はちみつ大さじ2杯
シナモンスティック1本
しょうが輪切り3枚
レモン輪切り6枚
白ワイン版レシピ~レモン馬鹿スタイル~

作り方も赤ワインの時と一緒です。

  1. フルーツ以外を入れて煮込む
  2. フツフツしてきたらフルーツを入れて3分煮込む
  3. 美味しいホットワインの完成!!

実際に飲んでみた

レモンを入れ過ぎました!!

完全にレモンの暴力です。

レモンの海に溺れたい

エノテカさんのレシピ通り、レモンとオレンジを半々くらいの方が良かったかもしれませんが、私のようなレモン好きには美味しく飲んで頂けると思います。

赤ワインとの大きな違いは、『コク』があるかどうか。

赤で作るとコクのあるまろやかな味わいがベースで、

白で作るとスッキリ、サッパリとした味わいのベースにスパイシーさが加わります。

300mlで作るなら、レモンとオレンジの輪切り2枚づつくらいがベストだなと感じました。

番外の番外編

ちなみに、ノンアルコールでホットワインのような味を楽しみたいという方は、

ワインの部分を『ぶどうジュース』に変えて作ればOKです。

これならお子様でも安心♪

おわりに

いかがでしたでしょうか?

色んなアレンジの効くホットワインはまだまだ改良の余地がありそうです。

飲むとしょうがの効果でほわぁ~んと体が温まりますし、入れる素材で風邪の予防効果も期待できるのが嬉しいですね。

個人的に楽しかったのが、ワインミスト浴。

勝手に名前をつけました。

お鍋で温めている際に出る蒸気に顔面を突っ込むと、より強烈なワインの香りとアルコールの直撃でトベます。

ぜひ誰も見ていない時にこっそりお試しください。

この記事が誰かのお役に立てれば幸いです。

読んで頂きありがとうございました。

Iori Aoyagi

青柳 伊織 Iori Aoyagi
『マダムM』との出会いから、モテたい一心でワインを勉強し始めるも、本格的に沼に落ちる。今ワインに言える事は『大好きです。今度は嘘じゃないっす。』ワイン友達を増やして、その仲間と『ロマネ・コンティ』をワイワイ開けるのが夢。ワイン初心者の私がぶつかった疑問や、経験の記事を書いています。
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