みなさんこんにちは!!
7/20を基準とすると試験開始まであと115日。
今回は少し気持ちが早いかもしれませんが、
今から出来る2次試験対策について書いていきます。
2次試験とは?
ワインエキスパート試験では、1次試験の学科を突破すると、2次試験であるテイスティングに挑戦できます。
この2次試験では過去のデータからすると、
- 白ワイン2種類
- 赤ワイン2種類
- その他のお酒1種類
合計5種類のお酒について問われています。
ワインエキスパートではこの2次試験までを突破することで晴れて合格です。
2023年度だと、10月16日(月)に行われます。
なぜ今から対策するのか?
『結局1次試験合格しないと受けないんだから、
1次合格してから集中してやった方がいいのでは?』
と思うかもしれません。
が、1次試験の暗記も大変ですが、テイスティング能力こそ暗記よりも短期間で伸ばしにくいものだと思っています。
『ワイン沢山飲んでいるから自信がある!!』
という方でも、
『今日はシャルドネを飲もう』
と、品種がわかった状態で飲んでいたり、同じ品種の産地違いや、異なる品種を同時に飲み比べるといった経験はそこまでないのではないでしょうか?
あと普段はアルコール度数を気にして飲んだりはしませんよね?
テイスティングでは普段と違った飲み方が求められます。
あとなぜ早めの対策を推すかというと、
あくまで噂、推論の域はでないのですが、
2次試験の合格点は受験者全員の得点により変わるらしい
だいたい、その年の2次試験受験者の75%くらいが合格になるそうです。
『75%に入ればいいならいけそう!!』
と思われた方。
この2次まで駒を進めてきた方々の中には、『ワインスクールでみっちり半年間試験対策をしてきた方々』がいるのをお忘れなく。
私はなるべく独学で合格したいと思っているので(金銭的な理由から)
もし2次試験にすすめた際は、このお金と時間をしっかりかけてきた方々との75%の席取りゲームになります。
半年間、毎週60分、先生の解説つきで何種類もの訓練をしてきた方々と張り合うには、直前では遅いのです。
過去のデータから見る2次対策
過去のデータを元に、どんなワインが出題されているか見てみると、ある程度の傾向があります。
- 高額なワインやレアなワインはでない(受験者全員分のワインを確保する必要がある為)
- 収穫年はほぼ5年以内の物
- 旧世界と新世界は両方でる
- マイナーすぎる国は出ない
- ほぼ単一品種
なので、ロマネコンティはでません!!(不合格でいいから出してほしい)
あと、ルロワも出ません!!(こちらもむしろ出してほしい)
更に、5大シャトーやアメリカのカルトワインも出ません!!(10種類くらい喜んでテイスティングします)
基本的には受験者全員分のワインを用意する必要があるので、数が確保できるワイン。
金額でいうと、2000~4000円くらい。
あと数の確保や問題の難易度的にも、あまりにマイナーな国や品種のワインは出なさそうです。
もし出題されても、誰も答えられないと思うので心配無用。
あと新世界、旧世界どちらも出題されていますので、例えばソーヴィニヨンブラン、フランスとニュージーランドではどう違うのか?といった飲み方が求められます。
ヴィンテージも一部の赤ワインで例外はありましたが、ほとんどが5年以内に収まっています。
あとカベルネソーヴィニヨン33%、メルロー33%、カベルネフラン33%というような、何がメインかよくわからないワインは出ません。
異なる品種を使っていても、しっかりメインの品種がわかるものが出題されるので、対策用のワインはメリハリの効いたワインを選びたいです。
まとめると、
- 2000~4000円くらいのレアじゃないワイン
- 5年以内の単一品種(もしくはメインの品種の割合が多いもの)
- 新世界、旧世界バランスよく
このあたりのワインをコツコツ飲んで備えます。
お家で出来る2次対策
正直、色々な方のお話を伺ったところ、この2次対策で一番良いのは、
ワインスクールの対策講座を受けなさい
という事でした。
今年の傾向と対策、あと先生の模範解答が聞けるので、ある意味暗記でそこそこの点数が取れるようになるとの事。
しかしながら、近くにスクールが無いという方や今から対策しておきたいという方の為に
ワイン受験.comさんで解説されていた、小瓶詰め替え法を紹介します。
小瓶詰め替え法
1.150ml位入る小瓶を用意します。
私はまとめ買いで一気に買いました。
1本あたり88円くらいです。
2.よく洗う
瓶やフタにキレートレモンの香りが残っていたので、ぬるま湯に重曹を溶かして一晩おきました。
特にフタについている香りがなかなかとれません。
ワイン受験.comさんだと無水エタノールの使用をオススメしていました。
3.ワインを小瓶に移す
画像だと上部に少し隙間が空いていますが、これはよくありません。
酸化による味の変化を防ぐためにピタピタに入れましょう。
※このあとピタピタまでいれました
移す際にはロートがあると便利です。
これで2~3か月くらいは味わいをキープできるそう。
4.どんなワインか正解を書いておく
飲んで楽しかった!!ではここまでの努力が無に帰すので、正解を紙に書いておきます。
- 生産国
- 品種
- ヴィンテージ
- アルコール度数
など必要な情報を記入したら
輪ゴムなどで一緒にしておきます。
5.比べながら飲む
やはりワインは飲んでなんぼです。
正解がわからないように瓶をシャッフルして飲み比べます。
写真だと2本ですが、オススメは一度に3種類位を飲み比べる事だそうです。
実際にやってみた感想
実体験を記したいと思います。
私の買ったキレートレモンは容量が155ml入るのですが、
先輩から頂いた、リーデル社のオヴァチュアレッドワイン350ml
グラスの一番幅の広い部分ちょい下くらいまでワインを注ぐと、瓶1本で3杯飲めます。
これを3本飲み比べをすると、グラス×9杯。
結構ベロンベロンになりました。
1本を2日に分けれないかを試してみたいと思います。
あと飲み比べの際にあるといいグッズも紹介されていたので載せます。
用意しておきたいアイテム
・国際規格グラス
こちらはテイスティングの際に使われるグラスです。
ワインはグラスによっても感じる味わいが変化するので、試験で実際に使われるグラスで練習しておくと安心だなと思いました。
よく購入されている商品で、仲間の存在を感じました。
コピー用紙
こちらはグラスの下にひいて、色の判断に使います。
机やテーブルの色によっても色合いが変わってくるので、それを防ぐのが目的です。
色から得られる情報というのは、考えているより大きいみたいなのでこちらも着実にレベルアップしていきたいと思います。
特に私は鼻炎もちなので、鼻に頼らないでもヒントを得られる部分は重点的に伸ばしていきたいです。
おわりに
エキスパートに合格するのに一番の近道は、勉強もテイスティングもアシストしてくれるワインスクールでしょう。
しかしながら、様々な知恵を駆使して独学でもしっかりと合格されている方々はいらっしゃいます。
備えあれば憂いなし
ということで、早め早めを心がけます。
あと、勉強していくなかで、飲んでみたいワインがどんどん増えていってます。
この気候・土壌からはどんなワインに仕上がるのかな?
国や場所でどう違うのかな?
それをテイスティング訓練の為と言い訳しながら、ちょっとずつ比較、検討していくのがとっても楽しい!!
少しずつ今までのワインの向き合い方が変化しつつあるかも?と思っている今日この頃です。
今年受験する方は一緒に頑張りましょう!!
既に合格されている方はアドバイスを頂けるとありがたいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
青柳 伊織 Iori Aoyagi
『マダムM』との出会いから、モテたい一心でワインを勉強し始めるも、本格的に沼に落ちる。今ワインに言える事は『大好きです。今度は嘘じゃないっす。』ワイン友達を増やして、その仲間と『ロマネ・コンティ』をワイワイ開けるのが夢。ワイン初心者の私がぶつかった疑問や、経験の記事を書いています。
プロフィールはコチラから!!
喜んでもらえる記事を書きますので、是非フォローよろしくお願いします!!