皆さんこんにちは。
なんとか一次試験を突破することが出来ました。
ありがとうございます!
あと、体験談が参考になりましたとわざわざメッセージを送って下さった方もいらして
自分の文章が役に立ったんだなと、とてもうれしく思いました。
これからもっと精進致します。
一次試験突破の喜びを皆様と噛み締めつつ、10月16日に行われる残りの二次試験合格に向けて、
対策や勉強をモリモリしていきたいと思います。
今回は、二次試験の前に知っておきたいことを中心にまとめました。
二次試験とは
ワインエキスパート試験の場合
ワイン4種類(白2・赤2)+その他のお酒1種
のテイスティングの試験になります。
(ソムリエ試験の場合は、ワイン3種+その他2種)
試験時間は、50分。
試験日は2023年は10月16日(月)となっております。
ワインのテイスティングでは、白ワイン2種類と赤ワイン2種類。
その他のお酒からは、焼酎からウィスキー、紹興酒、ジン、テキーラなど多種多様なお酒の中から1つ出題されます。
(今年の一次試験で問題形式の変更があったように、急に変わる場合もあるそうです)
なので時間配分的には、ワイン1種類につき10分、その他のお酒で5分くらい、残り5分で見直しの流れが妥当でしょうか。
試験方式
ワインのテイスティングでは、ワイン1つに対して1枚の解答用紙が渡されます。
解答用紙には外観・香り・味わい・ワインの詳細とおおまかに4つの枠があり、
そこからさらに細かく項目が分かれます。
ワイン受験.comさんに、解答用紙の見本が載っているので、そちらをぜひご覧ください。
選択肢の例はこんな感じです。
外観
項目 | 選択肢の例 |
清澄度 | 澄んだ 濁った |
輝き | 輝きのある 落ち着いた |
色調 | レモンイエロー イエロー |
濃淡 | 淡い やや濃い |
粘性 | やや軽い やや強い |
外観の印象(2つ) | 若々しい 凝縮感がある |
香り
項目 | 選択肢の例 |
第一印象(2つ) | 控えめ フレッシュな |
特徴① 果実 | リンゴ 洋ナシ |
花 植物 (3つ) | スイカズラ ミント |
特徴② 香辛料 | 石灰 貝殻 |
化学物質 (3つ) | 丁子 香木 |
香りの印象(2つ) | 若々しい 嫌気的な |
味わい
項目 | 選択肢の例 |
アタック | 軽い 強い |
甘み | ドライ 豊かな |
酸味 | 爽やかな はつらつとした |
苦み | 控えめ コクをあたえる |
バランス | スリムな ジューシーな |
アルコール | 軽い 中程度 強い |
余韻 | 短い 長い |
ワインの詳細
項目 | 選択肢の例 |
評価 | シンプル、フレッシュ感を楽しむ 濃縮し、力強い |
適正温度 | 8-10度 11-14度 15-18度 |
グラス | 小ぶり 中庸 大ぶり |
収穫年 | 2018 2019 2020 2021 |
生産地 | フランス イタリア アメリカ |
主なブドウ品種 | シャルドネ ピノ・ノワール |
年によっても、選択肢の文言が微妙に変わっていたりするそうです。
あと注意しておきたいのは、
項目によっては、選択肢の中から2つだったり3つと選択する数が指定されている箇所があります。
例えば、香りだと、第一印象からは2つ、果実や花や植物からは3つなどです。
その際に、指定された数以上にチェックを付けてしまうと全て無効になってしまいます。
Ex) 3つ選ぶべきところを2つだけ選んだ→チェックをつけた2つは採点対象
2つ選ぶところを3つ選んでしまった→全て採点対象外
少ない分には採点対象になりますが、多いと全部OUT…
本番はよく問題文を読んで、勘違いしないよう気を付けようと思います。
その他のお酒は、単純にこのお酒はなんですか?
1.ジン 2.ウォッカ 3.テキーラ 4.ラム
という感じで、選択肢の中から正解のお酒を選ぶだけなようです。
この内容をワイン1種類につき、判断から回答まで10分でこなしていくとなると
相当な慣れが必要になりそうです。
ワイン受験.comさんの解答用紙の例を印刷して、練習してみようと思います。
合格ライン
〇点以上で合格!!
とあらかじめ決まっている訳ではなく、
その年の受験生の得点により上下するようです。
だいたい、100人中75人くらいが毎年合格。
配点を調べてみたところ
回答項目 | 配点 |
---|---|
外観 | 18〜19% |
香り | 29% |
味わい | 17〜18% |
その他の項目 | 8〜10% |
収穫年 | 5% |
生産国 | 7〜8% |
品種 | 12〜13% |
大きく分けて見ると、
ワインの外観~その他の項目まで→約75%
収穫年~品種→約25%
ということで、この国のこの品種!!を当てれるに越したことはありませんが
このワインってどんな特徴がありますか?
どんなタイプのワインですか?
という部分をしっかり把握して得点を重ねていく必要があります。
知っておかないといけないこと
『私はめちゃくちゃワイン飲んでるから大丈夫』
『鼻や舌の良さには自信がある』
という方々も沢山いらっしゃると思いますが、
私が頂いたアドバイスをここで紹介させて頂きます。
『自分の感覚を、ソムリエ協会が定める色や香りの表現に置き換えなくてはいけない』
こちらを聞いて『?』となった方がいらっしゃると思いますので補足を。
もともと、香りとか色とかはその方の感覚による部分が大きいですよね?
例えば、この画像をご覧ください。
コップに水が入っていますね。
これを見てあなたはどう思いますか?
ある人は、『半分も入っている!!』『沢山入ってる!!』
ある人は、『半分しか入っていない!!』『ちょっとしか残ってないじゃないか!!』
様々な意見があると思います。
これはどちらが正解ですか?となると
両方正解だと思います。
しかし、これでは試験になりません。
という事で、今度はこうします。
コップの半分の位置に赤い線を引いてみました。
コップの中の水は半分より多いですか少ないですか?
こちらの場合、赤い線より上まで水が入っているので半分より多いが正解になります。
つまり、試験では採点の必要がありますので、
ソムリエ協会的には、この色の表現は〇〇。
この香りは〇〇の香り、こんな特徴のあるワインの表現は〇〇。
という基準があるわけですね。
ただ難しいのが、コップの赤い線の様に、基準が目で見えないこと。
なので自分が白ワインの色を見た際にこれはイエローだ!と思っても、
ソムリエ協会的には、レモンイエローです!ということであれば
自分の中ではイエローだけど、選択肢ではレモンイエローを選ぶ。
という変換作業が必要になります。
これを知るにはどうすれば良いかなと探してみたところ、
- ソムリエ協会会員だと過去の問題の模範解答が見れるらしい
- ワインスクールなどの対策講座を受けて感覚を合わせる
- 模範解答付きのテイスティングセットを買って自宅で頑張る
という風に、基準を知り、把握し、説明できる方から教わる必要があります。
なので、2次試験は自分の力だけでの勉強では成果が出ないだろうという結論に至りました。
ただ、模範解答を決めるのも人間です。
一人の意見ではなく、何名かでテイスティングして答えを決めるそうで
正解の選択肢にはある程度幅があるようですよ。
香りの項目から3つ選びなさいとありますが、
実際には正解の選択肢が4~5個用意されている場合もあるそうです。
完全に感覚を試験基準にすり合わせる
というのはこの短期間では難しいと思いますが、
ある程度、正解の基準の範囲には収まっている
このあたりを目標に励んでいこうと思います。
おわりに
ただ飲んだ感想を書いて、生産地や品種を当てるような試験ではないよ
というのを事前に知れたのは良かったです。
ワインの経験が豊富であればあるほど、陥りやすい罠なのでは?と思いました。
アドバイスして下さった方々ありがとうございます。
助言をしっかり頭に叩き込んで、合格に向けて用意しておいた方がいいグッズや、
対策をしてくれるお店など色々探してみようと思います。
ここまで来たならちゃんと合格したい!!
今年受験の方は一緒に頑張りましょう!!
これからも応援やアドバイスよろしくお願い致します。
今回もお読みいただきありがとうございました。
青柳 伊織 Iori Aoyagi
『マダムM』との出会いから、モテたい一心でワインを勉強し始めるも、本格的に沼に落ちる。今ワインに言える事は『大好きです。今度は嘘じゃないっす。』ワイン友達を増やして、その仲間と『ロマネ・コンティ』をワイワイ開けるのが夢。ワイン初心者の私がぶつかった疑問や、経験の記事を書いています。
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