【目指せ一発合格】2023年度ワインエキスパート受験体験記Vol.21~日本の産地まとめ~

ワイン
この記事は約5分で読めます。

来週のお昼くらいには1回目の1次試験に挑戦しているんだなと思うと、不思議な感じです。

今回は前回の山梨長野北海道以外の産地をまとめて日本編総仕上げといきたいと思います。

日本のワイン生産地TOP3をまとめた記事はコチラ!!

【目指せ一発合格】2023年度ワインエキスパート受験体験記Vol.20~山梨・長野・北海道のワイン~

それではさっそくまとめていきたいと思います。

東北

岩手

ワイン生産量第5位の産地になります。

ワイン造りが始まったのは、花巻市大迫町

リースリング・リオン(リースリング×甲州三尺)が全国1位の生産量を誇っています。

白ブドウ1位がリースリング・リオン、黒ブドウが、キャンベルアーリです。

リースリング・リオンのイメージが強いですが、全体1位の品種は、ブドウのキャンベルアーリーになります。

山形

ワイン生産量第4位

2016年に村山地方上山市かみのやまワイン特区』と置賜地方南陽市ぶどうの里なんようワイン特区』が特区指定を受けます。

白ブドウ1位がデラウェア、黒ブドウがマスカット・ベーリーA。

マスカット・ベーリーAは、山梨に続き全国2位を誇ります。

特に、村山地方朝日町マスカット・ベーリーAは、全国で最も収穫時期が遅く近年評価が上昇中↑

主なワイン産地

①村山地方 上山地方

山形盆地の南端に位置します。シャルドネやメルロ、カベルネ・ソーヴィニヨンなど欧・中東系品種の栽培が盛ん。

上にも書きましたが、村山地方朝日町では日本で最も収穫時期の遅いマスカット・ベーリーAが注目されています。

②置賜地方 南陽市・高畠町

南陽市にある、赤湯町東北最古のワイナリーがあります。

高畠町では、デラウェアを見直す流れが生まれています。

③庄内地方 西荒屋地区

こちらは日本でも数少ない、海洋性気候の産地になっております。

あと庄内地方西荒屋地区は、甲州ブドウの栽培としての北限の地となっています。

その他

青森県日本最大のピノ・ノワールの畑を擁するワイナリーが設立され注目されています。

北陸

新潟

ワイン生産量第6位の産地です。

こちらも日本では珍しい、海洋性気候の産地があります。

新潟ワインコースト』…新潟砂丘の角田浜と越前浜のワイナリーが集積している地域。

特にアルバリーニョの評価が高いです。(多分カーブドッチさんアルヴァリーニョとか?)

県初のワイナリーは、川上善兵衛さんによる『岩の原葡萄園

日本海側では最も生産量の多い地域となっております。

その他

富山県、石川県、福井県にもワイナリーがあります。

特に富山県江戸時代から続く鮮魚の仲卸問屋氷見の活性化を目指してワイナリーをスタート。

『ドメーヌ型』ワイナリーで、シャルドネが日本ワインコンクールで金賞を受賞し注目を浴びました。

多分教本には載ってませんが、SAYS FARMさんだと思われます。(人気過ぎて買えない

関東

関東の7都県にすべてにワイナリーがあります。

栃木県がワイン生産量第8位に入っています。

近畿

大阪

実は歴史は長く、安土桃山時代から栽培したブドウでブドウ酒らしきものが造られていたという記録がある。

場所は大阪府南河内地方の富田林とんだばやしにおいて造られていたらしい。

本格的なワイン造りは、大正時代からスタート。(山梨県は明治初期

大阪で一番造られているブドウ品種は、デラウェアになります。

中国・四国

岡山県第7位島根県第9位に入っています。

岡山県ではテラロッサという、石灰岩が風化した赤土もみられる日本ではめちゃくちゃめずらしい土壌が注目されてます。

島根県甲州の生産量が多く、山梨県に続く2位。

雲南市の乳業会社が母体のワイナリーが造った、小公子のワインが注目され、この品種の知名度を押し上げました。

九州・沖縄

2018年の熊本大学の研究によると、1627~1630年には福岡県初の本格的なワインが造られていたという発表がありました。

ちなみにこの葡萄酒はヤマブドウを原料とした『がらみ』というワインだったようです。

九州初のワイナリーは、福岡県で設立。

大分県では主に安心院町あじむちょうと竹田市でブドウを栽培中。

宮崎県では都農町を中心にキャンベルアーリーなどの栽培が広がっています。

熊本県では、大正時代からぶどう栽培が続いていましたが、ワイナリー設立の動きで山鹿市やまが(旧菊鹿きっか市)でシャルドネなどのブドウ栽培が開始されました。

沖縄県では醸造所が1件ありますが、思いにパイナップルから果実酒が造られているようです。

ブドウ栽培地南限沖縄県恩名村北緯26.3度

北限北海道名寄北緯44.1度との差が約18度にもなります。

巻末付録 上位5位の品種別数量

1位 山梨県

順位白ブドウ黒ブドウ全体
1位甲州マスカット・ベーリーA甲州
2位デラウェア巨峰マスカット・ベーリーA
3位シャルドネメルロデラウェア
山梨県品種別ランキング

2位 長野県

順位白ブドウ黒ブドウ全体
1位ナイアガラコンコードコンコード
2位シャルドネメルロナイアガラ
3位龍眼(善光寺)ブラッククイーンメルロ
長野県品種別ランキング

3位 北海道

順位白ブドウ黒ブドウ全体
1位ナイアガラキャンベルアーリーナイアガラ
2位ケルナーツヴァイゲルトキャンベルアーリー
3位ポートランドピノ・ノワールケルナー
北海道品種別ランキング

4位 山形県

順位白ブドウ黒ブドウ全体
1位デラウェアマスカット・ベーリーAマスカット・ベーリーA
2位ナイアガラメルロデラウェア
3位シャルドネヤマ・ソーヴィニヨンナイアガラ
山形県品種別ランキング

5位 岩手県

順位白ブドウ黒ブドウ全体
1位リースリング・リオンキャンベル・アーリーキャンベル・アーリー
2位ナイアガラヤマ・ソーヴィニヨンリースリング・リオン
3位シャルドネマスカット・ベーリーAナイアガラ
岩手県品種別ランキング

おわりに

いかがだったでしょうか?

意地悪な問題が多い印象ですが、逆に知ってればすんなり答えられてしまう問題もけっこうあります。

基本の部分をしっかりおさえて、そこから細かい部分も得点できるように頑張っていきます♪

今回もお読みいただきありがとうございました。

今年受験する方は、間もなく試験ですね。

一緒に合格をつかみ取りましょう!!

既に合格済みの方はアドバイスよろしくお願い致します!!

今回もお付き合い頂きありがとうございました。

Iori Aoyagi

青柳 伊織 Iori Aoyagi
『マダムM』との出会いから、モテたい一心でワインを勉強し始めるも、本格的に沼に落ちる。今ワインに言える事は『大好きです。今度は嘘じゃないっす。』ワイン友達を増やして、その仲間と『ロマネ・コンティ』をワイワイ開けるのが夢。ワイン初心者の私がぶつかった疑問や、経験の記事を書いています。
プロフィールはコチラから!!

喜んでもらえる記事を書きますので、是非フォローよろしくお願いします!!

タイトルとURLをコピーしました