一回目の試験日も迫り、それに伴い胸の鼓動も大きくなっております。
(ドキドキ
ここまで来たら覚悟を決めてやるしかない!!
ということで本日もまとめていきたいと思います。
今回は日本のワインの中でも、『山梨』『長野』『北海道』を中心にやっていこうと思います。
ざっくり年表
まずは大まかな出来事についてです。
山梨県・長野県・北海道
年代 | 山梨県 | 長野県 | 北海道 |
2008 | 北杜市 日本初 ワイン特区 | 東御市 ワイン特区 | |
2009 | Koshu of Japan 発足 | ||
2010 | ドメーヌ・ タカヒコ設立 (余市町) | ||
2011 | 余市町 ワイン特区 | ||
2013 | 山梨 G.I指定 | 信州ワイン バレー構想 発表 | |
2018 | 北海道 G.I指定 | ||
2016 | 日本酒ワイン 振興室 設置 | ||
2021 | 長野 G.I指定 (山形・大阪) |
日本のO.I.V.とG.I.について
O.I.V.の登録
年 | 品種 |
2010 | 甲州 |
2013 | マスカット・ベーリーA |
2020 | 山幸(ヤマブドウ×清美) |
EUに輸出する際は、このO.I.V.という機関に認めてもらわないと、品種名が表示できないことになってます。
G.I.指定
年 | 都道府県 |
2013 | 山梨県 |
2018 | 北海道 |
2021 | 長野・山形・大阪 |
ちなみにG.I.を指定しているのは、国税庁です。
北海道
ブドウの年間生産量、全国3位北海道!!
全体の18.5%のシェアを誇ってます。
割合は白用品種46.2%、赤用品種30.9%と白の割合が多いです。
品種情報
白 | 黒 | 全体 | |
1位 | ナイアガラ | キャンベル アーリー | ナイアガラ |
2位 | ケルナー | ツヴァイゲルト | キャンベル アーリー |
3位 | ポートランド | ピノ・ノワール | ケルナー |
北海道は、白ブドウはナイアガラとケルナー、黒ブドウはキャンベル・アーリーが全国1位です。
重要産地
北海道のワイナリー数は、46軒。
空知地方と後志地方がメインの産地です。
後志地方が、面積、収穫量ともに、近年空知地方を抜きました。
空知地方
内陸性気候
・岩見沢市、三笠市、浦臼町
ちなみに浦臼町に、日本最大面積のぶどう園があります。
後志地方
海洋性気候
・余市町、北斗市
余市といえば、Domaine Takahikoさんが有名ですね!!
日本はほぼ内陸性気候ですが、
- 北海道 後志地方
- 山形県 庄内地方
- 新潟県 新潟ワインコースト
この3か所が海洋性気候の産地となります。
長野県
ブドウの年間生産量、全国2位長野県!!
全体のシェアでみると、24.7%
長野県は白品種より、赤ワイン用品種の比率の方が大きい産地になります。
白用品種→29.5%
赤用品種→59.7%
品種情報
白 | 黒 | 全体 | |
1位 | ナイアガラ | コンコード | コンコード |
2位 | シャルドネ | メルロ | ナイアガラ |
3位 | 龍眼 (善光寺) | ブラック クイーン | メルロ |
長野県では、白ブドウシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、竜眼。
黒ブドウでは、コンコード、メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨンが全国1位です。
重要産地
長野のワイナリー数は、2020年度で62軒。
2013年に発表された『信州ワインバレー構想』のもと産地化がすすみました。
大きく分けて4つの〇〇バレーという形で産地が分かれております。
どの盆地で、どの市町村が属しているかがチェックポイントです。
桔梗ヶ原ワインバレー
松本盆地の中で塩尻市のみを指す地域。
桔梗ヶ原メルロを使ったワインが国際コンクールで金賞を受賞してます。
2014年に塩尻市がワイン特区に認定されるとともに『塩尻ワイン大学』を開講。
日本アルプスワインバレー
松本盆地の中で南端の塩尻市を除いた地域。
松本市、大町市、安曇野市、池田町、山形村が属しています。
千曲川ワインバレー
千曲川流域の産地で、県内で最もワイナリー設立が活発な地域。
大きく二つの地域に分かれてます。
①北側の長野盆地とその周辺
長野市、須坂市、高山村、小布施市、中野市、飯網町
高山村は長野県で2番目にワイン特区に認定されております。
②中央から南側の上田盆地と佐久盆地周辺
東御市、上田市、佐久市、小諸市
東御市は長野県で初のワイン特区に認定された地域でかなり冷涼。
平均気温は15.7度と、ブルゴーニュのディジョンや、アルザスのコールマールとほぼ同じです。
天竜川ワインバレー
伊那盆地に広がる産地。
伊那市、宮田村、松川町
Point!!
〇〇バレーと盆地と市町村をセットで覚えましょう。
まずは、桔梗ヶ原ワインバレーの松本盆地と塩尻市。
次は天竜川バレーの伊那盆地と伊那市、宮田村、松川町。
少ないところから確実に攻めていきましょう。
あと〇〇市はどこのワインバレーですか?という問題で間違えたのが、
松本市→松本盆地の日本アルプスワインバレー
松川町→伊那盆地の天竜川ワインバレー
松だけみて早とちりしないようにします。
あとは〇〇盆地の〇〇市というように、
松本盆地なら→松本市
伊那盆地なら→伊那市
といった具合に、盆地名の市は桔梗ヶ原ワインバレーを除き必ず入ってます。
そうすると上田盆地と佐久盆地周辺に属する市町村は
東御市、上田市、佐久市、小諸市
2つ覚えればよくなりました。
あとは消去法で答えられる問題もあると思いますので、頑張っていきましょう♪
山梨県
ブドウの年間生産量、全国1位山梨県!!
全国シェアは、26.3%
白が65%で赤が35%と白の割合が多い産地です。
品種情報
白 | 黒 | 全体 | |
1位 | 甲州 | マスカット ベーリーA | 甲州 |
2位 | デラウェア | 巨峰 | マスカット ベーリーA |
3位 | シャルドネ | メルロ | デラウェア |
山梨県だと、白は甲州、黒ブドウはマスカット・ベーリーAが全国1位です。
重要産地
ワイナリー数は92軒で全国TOP!!
基本的には甲府盆地でブドウが栽培されており、ざっくり4つに分類されます。
- 東部→メイン産地!!塩山や勝沼
- 中央部→甲府市。平均気温20度Over↑
- 北西部→第二メイン。北杜市や韮崎市。
- 西部→広大な扇状地。
東西南北じゃないのがちょっとわかりづらい部分かもしれません。
教本のP116の地図をみながら、場所を掴みましょう。
①甲府盆地東部 メインの産地!!
日本ワイン発祥の地ときたら、甲府盆地東部。
甲府盆地で4つに分かれてるのに、ここから更に分けてくる教本の鬼畜ムーブな場所です(汗
1.甲州市塩山地区 (400~600m)
甲府盆地の北東の端で、笛吹川と重川に挟まれたエリアと、重川左岸の一部が加わったエリア。
日本のデラウェアの栽培は、塩山地区の奥野田で始まりました。
桃やスモモや柿などの他の果樹の栽培も活発。
2.甲州市勝沼町(300~600m)
勝沼町は、生食用、ワイン用含め甲州ブドウが集中して栽培されている地域。
ここから更に4地区に分けられます。
①勝沼地区→『鳥居平』
②東雲地区→ノーコメント
③菱山地区→最も標高が高く寒暖差が大きい。
④祝地区→『甲州ブドウ発祥の地』
の四つに分かれております。
3.甲州市大和地区
勝沼の大善寺~大和の景徳院の地区
まとまった面積で甲州を栽培している。大半がワイン用ブドウ。
4.山梨市牧丘~万力/笛吹市春日居地区
山梨市牧丘地区のシャルドネがフランスで開催されている『レ・シタデル・デュ・ヴァン』で金賞を受賞!!
マスカット・ベーリーAやブラック・クイーン、デラウェアなども栽培している。
5.笛吹市-宮町、御坂町、八代町地区
京戸川や金川などによって形成された扇状地。
品種は甲州やマスカット・ベーリーAなど。
となります。
甲府盆地東部、おそろしい子(白目
②甲府盆地中央部
甲府市一帯の産地になり県内のブドウ用ブドウ栽培地としては例外的。
生育期間の平均気温が20℃を超えます。
③甲府盆地北西部 第二メイン産地!!
北杜市→明野町、小淵沢村、須玉町、高根町、白洲町
韮崎市→穂坂、上ノ山
甲斐市
からなる山梨第二メインの産地。
北杜市の明野町にある中央葡萄酒さんにより、甲州の初の垣根栽培が本格的に取り組まれた地でもあります。
④甲府盆地西部
南アルプス市の白根町、八田一帯。
御勅使川が西から流れ込む、広大な扇状地。
Point!!
やはり全国1位の産地。
なかなかのボリュームです…
まずは甲府盆地のどのあたりに、どんな地区があるかを地図を眺めながら見ましょう。
その際に注目して頂きたいのが、
甲府盆地東部→甲州市(塩山、勝沼)
甲府盆地北西部→北杜市、韮崎市、甲斐市
特に北西部ここがちょっといやらしいポイントです。
あと北杜市と韮崎市の市町村、
明野町→北杜市
穂坂→韮崎市
上ノ山→韮崎市
この辺りも頭に入れておきたい部分になります。
おわりに
いかがだったでしょうか?
教本の愛の重さが痛い今日この頃。
甲府盆地の区分は無限に細分化されていくんじゃないかと、教本を読んでいて発狂しておりました。
しかしながらこの頑張りは必ず報われると信じて、少しづつ覚えていきます。
試験も近づいてきましたのでより一層勉強に励んでいきたいと思います!!
今回もお読みいただきありがとうございました。
今年受験する方は、間もなく試験ですね。
一緒に頑張っていきましょう!!
既に合格済みの方はアドバイスよろしくお願い致します!!
今回もお付き合い頂きありがとうございました。
青柳 伊織 Iori Aoyagi
『マダムM』との出会いから、モテたい一心でワインを勉強し始めるも、本格的に沼に落ちる。今ワインに言える事は『大好きです。今度は嘘じゃないっす。』ワイン友達を増やして、その仲間と『ロマネ・コンティ』をワイワイ開けるのが夢。ワイン初心者の私がぶつかった疑問や、経験の記事を書いています。
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