【目指せ一発合格】2023年度ワインエキスパート受験体験記Vol.26~二次試験に向けて揃えておきたいもの編~

ワイン
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2次試験に向けて悶々とした日々を過ごしております。

『本当にテイスティング出来るの?自分?』

目の前に出されたワインを、試験本番、緊張した状態で冷静に判別できるのか?

と考えれば考えるほど、不安な気持ちになってきます。

しかし、今までなんとなくでやってきた『テイスティング』という行為に対して、

しっかり基本を学ぶチャンス!!

なのでこの機会を活かしていこうと思います。

今回は、合格に向けて揃えておきたいもの編です。

ISOまたはINAOテイスティンググラス(国際規格)

ISO?INAO?何のこと?となられたかもしれませんが、

こちらはテイスティングの際に使われる国際規格のグラスになります。

ISOグラスとかINAOグラスとか名称の違いはありますがどちらも同じ規格です。

ISO=国際基準協会

INAO=フランスのAOCとかを定めている公的機関

つまり

INAOグラス=おフランス製のISO規格に則ったグラスです

といった意味合いです。

二次試験ではこの国際規格のグラスが使用されます

ワインはどのグラスで飲むかによって、香りや味わいが変わりますよね?

練習の時と、本番とで香りの感じ方が違う!!

となると困りものです。

ということで、試験で使われるグラスで練習すれば間違いありません!!

あと一緒に用意しておきたいのは、電子はかり。

試験ではこのグラスに50~60mlのワインが注がれます。

なので、合格の為には、国際基準グラスに本番と同じ量を注いだ際の濃淡を訓練する必要があります。

同じワインなのですが、注がれている量によって色の濃さは変わりますね。

グラスが変わると当然同じ量でも濃淡の感じ方が変わるので、

そういった意味でも本番と同じグラス、同じ量で練習する大切さがわかりました。

あと個人的にはグラスは1脚、2脚と買うよりも、6脚セットがオススメ

こんな感じで

本番を意識した練習も出来ますし、比較テイスティングの時にアイテムが増えても安心♪

あと本番にワインをこぼしてしまったらほぼ終わりらしく…

そういった意味でもワイングラスの扱い方などを自宅で試せるのは心強いと思います。

私は調べた中で一番安かった?送料込みで6脚3,980円のグラスを買いました。

※もう売り切れてしまったかもしれません…(8/28追記)

規格が合っていたら基本的にはどこで買ってもいいと思います。

INAOとかISOグラスで検索をかけて頂くと、だいたい6脚セットで売っていますのでお好みのグラスをチョイスしていただければと思います。

結構、1脚、2脚と少数で買った方が送料で割高になる場合が多いです。

電子はかりは、普段のコーヒー用に持っていたのでそちらを流用。

こちらもお好みでいいと思います。

若干グラスによって1gぐらいずれるので、

グラスを載せた時に表示を0にする機能がついているとスムーズに注げると思います。

測っている様子

小瓶

毎日ワイン開けまくれます!!練習ガンガンできます!!

という方には必要がないかもしれませんが、

1本のワインを小分けに保存して、練習機会を増やすという方法があります。

これを2種類、3種類のワインを小分けに保存し、アイテム数を増やすことによって

自宅でブラインドの特訓が出来ちゃうわけですね。

私はどうにかこうにか安くできないかな?と思い100~150ml入るジュースを買いました。

こちらは1本で155ml入ります。

それが24本!!

1日1~3本を目標に、ビタミンCを摂取しつつ、練習用瓶作り。

飲んだら煮沸消毒をして、乾かします。

その時に香りが残っていないかをしっかりチェック。

香りが残っている時は、無水エタノールを使うと良いそうです。(薬局などで売っています)

瓶に移すときには、100均などで売っている小さな漏斗を使います。

瓶に移したら、ヴィンテージや品種、生産国、アルコール度数などを書いたメモを輪ゴムで止めて冷蔵庫へ。

メモ貼り付けイメージ図

この時に、グループ分けをしておくと便利です。

例えば、1本のワインを3つの小瓶に移す場合。

①白い輪ゴム ②黒い輪ゴム ③灰色の輪ゴム

とメモを挟む輪ゴムの色を変えておきます。

そうすると、ブラインドの練習の際に同じワインを選ばないようにできます。

イメージはこんな感じです。

グループ分けイメージ図

画像を例にすると、冷蔵庫から取り出す際に赤グループから選べば確実に種類は被りません。

逆に、赤、青、黄色から1本づつ選んだ際は種類が被る可能性があります。

しかしながら、そういった可能性も含めてブラインドしても楽しいかもしれません。

私はダイソーの白黒灰色の入った輪ゴムで分けていますが、本人が解れば何でもいいと思います。

キャップに色つきシールを張るとか、番号を書いたシールを張るとか、キャップその物を変えてみるとかいろいろです。

ちなみに、キレートレモンで練習している私の実体験を話しますと、

あまりオススメできません

理由は、

  1. キレートレモンを沢山飲むのが大変
  2. 煮沸が面倒
  3. 意外とレモンの香りが取れない
  4. 155mlが私にとっては量が多め(50×3回分)
  5. 意外と幅をとる

が挙げられます。

実は1次試験と並行して4月くらいから小瓶詰め替え戦法を試しているのですが、

試験まで時間がない!!

という段階でキレートレモンを24本を一気に飲むのはキツイですし、手間暇もかかります。

なので、100ml位最初から何も入っていない瓶を買ってしまうのが取り早いと思います。

対策講座でオススメしてもらった小瓶のリンクを貼っておきます。

飲む+煮沸の手間が省けますし、

1回目の50mlはブラインド、

残りの50mlは品種やら産地のデータをしっかり把握した状態で比較テイスティング。

そうすることで、復習も出来ますし、やはり品種がわかった状態での比較テイスティングが自宅では一番の練習になると思います。

テイスティングは脳でする

こちらは名言でもなんでもなく、ソムリエ協会が出版している本のタイトルです。

個人的な感想ですが、1次試験のバイブルはもちろん教本

では二次試験は?というと本書なのでは?と思っています。

いわば裏教本ですね。

一応2023年度教本のP787、テイスティングの章に目的やらなんやらが書かれており

P788に『テイスティングの方法(フォーム)』という項目があります。

このテイスティングフォームについてより詳しく書かれているのが本書です。

読み進めていくと、『テイスティングをした際にどうコメントしていけば良いか?』という部分に焦点があたっているなと思ったのですが、

いやいやしかし、

外観からはどんな部分に注目し、どういったことが推測されるのか?

香りから得られる情報は何なのか?

飲んだ際に確認していく項目と順番、更に細分化させた際にチェックすべき項目などなど…

まずこの部分を知らないとそもそも勝負にならなくないですか?

という内容だなと、独学の私は感じました。

ワインスクールに通われている方は、しっかり先生から

テイスティングの基本やルール(暗黙も含む)

を学ぶことができると思うのですが、

二次試験になりますとやはり独学での限界があるなと感じております。

たとえば、黒コショウの香りと聞くと何を想像しますか?

大抵の方がミルで引いた黒コショウの香りを思い浮かべるのではないでしょうか?

しかし、ワインの本場フランスでは、

ミルで引く前のホール状態での香り

黒コショウの香りとされています。

実際に嗅ぎ分けた際の印象は、ホールの方がミルで挽いた時よりも少しマイルドで華やかな香りだなと思いました。

両者を比べると、大分印象が変わります。

そういった部分も含めてしっかりテイスティングを知っている先生に習う+本書

など、当たり前かもしれませんが2次試験を突破するには

ソムリエ協会の求める基準テイスティングの正しい知識を把握しておくこと

これが必要です。

個人的にはこのページ数でなかなかのお値段だなとは思うのですが、公式ページのリンクを貼っておきます。

1冊税込み3300円

テイスティングは脳でする

ただ、テイスティングを学ぶという意味では

読んでおいて損はありません!!

おわりに

いかがだったでしょうか?

感覚不要!!という訳ではありませんが、

感覚+知識に基づいた分析を求められる2次試験。

どんなグラスで、どんな状態で行われるのか?

なるべく本番に近い状況を想定して練習を積み重ねてこそ結果につながるんだなと色んな方のアドバイスから私は感じ取りました。

テイスティングというものを正しく知るチャンス

こう思って試験に挑んでいこうと思います。

今回もお読みいただきありがとうございました。

今年受験される方は、一緒に合格をつかみ取りましょう!!

Iori Aoyagi

青柳 伊織 Iori Aoyagi
『マダムM』との出会いから、モテたい一心でワインを勉強し始めるも、本格的に沼に落ちる。今ワインに言える事は『大好きです。今度は嘘じゃないっす。』ワイン友達を増やして、その仲間と『ロマネ・コンティ』をワイワイ開けるのが夢。ワイン初心者の私がぶつかった疑問や、経験の記事を書いています。
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