【学校】ワインスクール2回目の感想

ワイン
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ワインスクール二日目

 それでは緊張もいい感じにほぐれたかと思われた初回から、やはり隔週という事で少し間が空いて緊張が戻ってきていた。

 というのも、緊張のせいもありテイステイングと飲み会でぐびぐびいっていた私は、皆さんの顔と名前が一致しなくなっていたのだ。

『青柳さん!この間はどうも』

 なんて声をかけられても名前が合っていなかったらどうしようかと今からびくびくしている。

 顔と名前を一瞬で覚えられるスキルが欲しい今日この頃である。

 それでは初回よりも別な意味の緊張が高まってしまったビギナースクール二日目の始まりである。

二日目の授業内容

1.白ワイン・ロゼワインの造り方
2.ブドウ栽培に適した条件
3.代表的なブドウ品種その2

 この日に勉強した内容は上記の通りである。

 前回勉強した赤ワインの造り方と、今回勉強した白ワインの造り方を比較することで、当たり前だが

『なぜ赤ワインが赤いのか?』

『味わいが違うのか?』

 をよく理解することが出来た。

 赤ワインと白ワインの大きな違いを3つ挙げると、

①使われるブドウの種類

赤ワインは黒ブドウ・白ワインは白ブドウから造られる(例外もあるよ)

②発酵と圧搾の順番

赤ワインは種と果皮を一緒に『発酵』させてから『搾る』

白ワインはまず『搾って』その果汁のみを『発酵』させる

③発酵温度の違い

赤ワインが26~30℃くらいなのに対して

白ワインは15~20℃と低い

 この部分が大きな違いといえるだろう。

 特になるほど!と思ったのが『発酵』と『搾る』順番の違いである。

 赤ワインは種と果皮と一緒に発酵させてから搾る為

『果皮の色素成分と種の渋み成分により、赤い色と渋みがプラスされる』

 白ワインは搾った段階では色素成分も渋み成分もそこまで抽出されていないので、白く渋みのないワインになるという訳だったのだ。

 私はてっきり、黒いブドウから造れば赤いワインが、白いブドウから造れば白いワインが出来るものだと思っていた。

 それは間違いで、赤ワインと白ワインを分けるものは『造り方』であった。

 そして、赤ワインと白ワインの造り方がわかると、次に勉強する『ロゼワイン』の造り方もわかってしまうのである。

ロゼワインの造り方

皆さんはロゼワインをご存じだろうか?

丁度赤ワインと白ワインの中間のようなピンク色のワインである。なので、赤ワインと白ワインを混ぜて作ったワインなのかな?と思っていたら全く違っていたのである。

姫先生からも『混ぜて作っているわけではありません』ということで、心を読まれていた。恐るべし先生。

赤ワインほど渋くなく、かといって白ワインほど酸味があるわけでもない。

ワインをそこまで飲んだことが無いという方にもオススメ出来る飲みやすい味わい!

色もオシャレなピンクなので見た目でも楽しめる、海でのバカンスにぴったり!

そして女子ウケ抜群!

どおりで約30年間知らない訳だ…

そんなリア充限定ドリンクなんて私が知るわけない。

と私の哀れな人生はおいておいて

じゃあどう造ってるの?

という疑問が浮かんでくるわけだが、こちらは前回と今回習った赤ワインと白ワインの造り方で説明が出来る。納得の勉強順序である。

ロゼワインの造り方でメジャーな2つの方法と、マイナーな1つの方法を学んだ。

1.赤ワインのように造るロゼ『セニエ法』(メジャー)
2.白ワインのように造るロゼ『直接圧搾法』(メジャー)
3.ちょっと特殊な造り方のロゼ『混醸法』(マイナー)

1.セニエ法

こちらは赤ワインのようにつくるロゼワインである。

まず赤ワインと同様に、黒ブドウを皮や種と一緒に発酵させる。

そこで軽く色が付いたところで引き抜いてしまう。

なのでロゼの中でも色が濃い目に出来上がる。

2.直接圧搾法

こちらは白ワインのようにまず黒ブドウをそのまま搾る。

ゆっくりと搾っていくことでほのかに色の付いた果汁が出来上がる。

それを発酵させたら出来上がりである。

セニエ法に比べて色の薄いロゼが出来上がる。

3.混醸法

こちらは黒ブドウと白ブドウをまず交ぜる。

そしてそれをゆっくりプレスして果汁を作る。

それを発酵させれば出来上がり!

ということで海外セレブに人気で、女子ウケもいいロゼワインはモテたい紳士(私の様な)は必修科目なのである。

2.ワインの気候条件

 ワインはどんな土地で作られたのか?というのが重要視されるようだ。

 『テロワール』という言葉がワイン界にはあるが、無理やり日本語にすると、産地個性と表現できるだろう。

 漫画『神の雫』で、主人公やライバル達がワインを通してみる景色。それが『テロワール』である。

 それではワインの重要な要素である、『良いワインが育つ条件』を見ていこうと思う。

1.緯度が北緯30~50度、南緯20~40度
2.年間平均気温 10~20℃
3.日照時間 1000~1500時間
4.年間降水量 500~900mm

下記の画像をご覧頂きたい。

フランス

見事に北半球では『フランス』『イタリア』『スペイン』『アメリカ』、南半球では『チリ』『オーストラリア』『ニュージーランド』などが入っている。

スーパーでワインの産地をご覧頂きたいのだが、ほぼこの緯度に収まる国しかないのである。

ここでおやおや?と疑問に思われた方もいるかもしれない。

我が国『日本』もこの緯度の中に入っているではないか!

しかし、そこまで日本のワインは耳に入ってこないように思う。それはなぜなのだろう?

そこで心が読める姫先生より

『日本もこの緯度の中に収まっていますが、降水量が多いため今はまだそこまでメジャーではありません。』

なるほど!確かに日本は島国なので降水量が他の国に比べれば多いかもしれない。

が、栽培するのに適した土地であるのは間違いないので、様々な努力によって世界で評価されている日本のワインも出て来ているようだ。

代表を2品種挙げると『甲州』という白ワインと『マスカット・ベーリーA』という赤ワインである。

どちらも日本食との相性がいいので、和食とこの品種を合わせると良いらしい!

3.代表的なブドウ品種その2

 お待ちかねのテイスティングの時間である。やはり勉強あっての実践、実践あっての勉強。

 つまりは、『飲みたい♪』

 こんな品種ですよ!こんな特徴がありますよと教えて頂いたら、勉強内容と実際の味がどうなのかは当然知りたいし、結び付けたいところなのである。

 記憶が残っているうちに!

ということで今回の勉強した品種をご紹介しよう。

白ワイン

①リースリング
こちらの品種は寒い地域で本領を発揮する品種らしい。酸味が豊かでシャープな感じ。

ドイツで造られるリースリングは甘めのものもあるようだ。

先生曰くキッシュとかと相性がいいらしいが、そんなオシャレな料理は食べた記憶が無いので、料理も勉強しようとつくづく思う私であった。

②甲州
印象は大和撫子。香りも味も控えめ。しかしきっちり芯はあるような印象を受けた。

控えめゆえに、料理の邪魔をしないので素材を生かした料理と合うようだ。

例えばお刺身とかが候補にあがる。流石大和撫子。

赤ワイン

①シラー

なんだろうか?ベリー系の香り?そしてスパイシーな香り?唯一先生の模範解答と合致したのがスパイシーという項目でめちゃくちゃ嬉しかったのを覚えている。

こちらもパワフルな味のワインだ。ちなみにオーストラリアで育てられると『シラーズ』と呼ばれるらしい。

もりもりBBQを食べたくなる味。うまい。

②マスカット・ベーリーA

なんだろう?品種名というか名前から変な印象をうける。BとかCもあるのだろうか?こちら実は日本の品種なのである。

国民性なのだろうか?前に出すぎないおだやかな味。それでいて主張しない訳ではない。

日本は改良するのが上手い国だなんて言われるけども、タレとか醤油の料理を更に引き立ててくれるような味をしている気がする。

ロゼワイン

①セニエ法で造ったロゼ

こちらは赤ワインっぽく造ったロゼワイン。

とても辛口でスッキリとした味わい。

渋みは感じるが赤ワインほどではないので、広範囲の方が飲めそうだ。

②直接圧搾法で造ったロゼワイン

こちらは白ワインのように造ったロゼワイン。

あま~い!

こちらは糖分を残して甘く造ったそうで飲みやすい。

間違いなくいえる

ワインが初めてという女子に勧めたら好感度が爆上がりするだろう。

(あくまでモテない男子の感想です)

 ということでこの日はまさかの6つものワインをテイステイングすることとなった。

 結果からいうとベロベロに酔ったのである。

 一応酔わないように吐器と呼ばれるワインを吐き出しておけるコップが用意されている。

 が、どうせなら全部飲みたいし、授業料分ワインを飲んでおきたい。

 という根性が、私に吐器の使用を頑なに認めない。

 そうするとテイスティングどころではない。

 うかれポンチ野郎の爆誕である。

 ということでかなりうろ覚えの記憶でこの記事を書いていることをお詫び申しあげたい。

 しかしながら、先生の模範解答を聞きながら、同級生と『このワイン美味しいですね!』なんて飲める環境は本当に楽しい!

 ワインは本当に人間関係を広げ、ともに楽しい時間を過ごせるツールなのだなと実感した2回目の授業であった。

 この調子でどんどんワインの魅力にドはまりしていくとしよう。

 それでは、ここまで読んでくれてありがとう。

 

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